年別アーカイブ: 2015年

ミノキシジル

ミノキシジルとは?

発毛効果を持つ物質の代表格と呼べる成分。
現在、世界中の発毛剤に使用されている。

ミノキシジルは高血圧症治療の内服薬の成分としてアメリカのアップジョン社が開発し、1979年から使用され始めた。もともとは血管拡張剤として脚光を浴びた。その中で治療中の患者の多毛が認められたことから、研究・分析の末に外用の発毛剤の成分として開発が進められるようになった。その後、ミノキシジルが配合された発毛剤が医薬品として承認され、急速に広まった。
近年では経口摂取する種類や頭部に塗布する種類など、多様化が進んでいる。

日本に上陸したすでに数十年という歳月が流れているが、医薬品であることから流通経路には制限がかかっている。
一般の育毛剤として販売されているケースは、一部の製薬会社の生産品のみとなる。それ以外では、医療機関での処方を受けるか海外からの輸入等が必要となる。

ミノキシジルの利用の際は、かゆみやむくみ、低血圧や肌荒れといった副作用を避けるために、使い方に注意する必要がある。

形成外科

形成外科とは?

医科の科目のひとつ。
現在の定義では、身体の組織に起こった変形や欠損等の異変に対して、機能や形状の修正や調整を目指す科目となっている。

よく「整形外科」と混同されるが、整形外科は厳密には身体の運動が治療の対象であり、骨や関節、あるいは筋肉や神経といった組織が主たる対象である。
それに比べて、形成外科の場合は皮膚のような身体の表面が主たる対象となる。

植毛手術は、頭皮や頭髪が治療の対象である。そのため、形成外科の範疇にカテゴライズされることがほとんどである。
医療機関や医師、あるいは科目を切り口として植毛の相談場所を探す場合は、形成外科を手掛かりにすることがおそらく近道となる。

粃糠性脱毛症

粃糠性脱毛症とは?

大量のフケが発生することで起こる脱毛症。その原因として、例えば肌に適さないシャンプーや整髪料の使用が挙げられる。また、ストレスや偏った食生活も悪影響を及ぼしている。
このように、フケが増えてしまう原因はさまざまだが、増えすぎると毛穴を詰まらせてしまうほか、頭皮の炎症の原因になってしまう恐れがある。これらの症状は、抜け毛を増やすきっかけにもなり得る。
猛烈なかゆみや不快感等を伴うことも、症状のひとつとなる。
しかし、脱毛症を恐れるあまり、洗髪しすぎることもかえって良くない。

男性型脱毛症(AGA)と併発しているケースもある。この場合は脱毛の進行を早めてしまう危険性が高いといえる。

この脱毛症は、かゆみや湿疹のほかに深刻な症状がないため放置してしまう発症者が少なくないと考えられている。もちろん放置しておくことは、頭皮・頭髪の健康を目指す上ではまったく好ましい対応ではない。

白髪について

白髪とは?

白髪について多くの方が勘違いしていることが一つあります。
それは、「髪は元々白いものである」ということです。
皆さんの認識の中では、「黒い髪の毛が、段々と白くなっていく」と思っている方が多いですが、実は、髪の色は元々白く、そこに色素が与えられているために黒くなっているということです。

この髪の毛を黒く見せる色素細胞を「メラノサイト」と言います。
髪の毛が白くなっていく、つまり白髪はこのメラノサイトが減少したり、働きが鈍くなってしまうために起こる現象なのです。そして、生物は加齢と共に細胞の働きが悪くなってしまいます。
そのため、メラノサイトが活発に働くために必要な「チロシナーゼ」という酵素も衰えてしまい、結果的にメラノサイトの働きが悪くなります。
このチロシナーゼの働きが鈍くなるのは、人によっても異なりますが、大体35歳前後から始まると言われています。
髪の毛を黒く見せる色素の働きが悪くなるために、年を重ねると白髪が増えてしまうのです。

 

白髪になる原因について

白髪になる理由は、

  • 加齢
  • ストレス
  • 頭皮の日焼け

など、さまざまです。

しかし、何らかの原因によって髪の毛を黒くするメラニン色素が十分に作られなくなるという点は共通しています。
メラニン色素の量が少ないと白髪になるといわれています。
それを引き起こす原因は、「食事」「睡眠」「ストレス」であると言われています。

白髪の原因① 食生活の影響力

メラノサイトとよばれる細胞がメラニン色素を作り出しますが、その過程でさまざまな栄養素が必要です。

栄養素は体の中で生成できないものも多いため、食べ物から摂取できていないと白髪になりやすくなる可能性があります。
食品添加物の多い食事を摂っていると、必要な栄養素が身体に行き渡らなくなってしまい、頭皮や毛髪が栄養失調状態になってしまいます。
そうなってしまうと、色素の生成もできなくなってしまい、白髪が増える原因となります。

白髪の原因② 睡眠の影響力

次に、睡眠に関してですが、睡眠不足になったり、寝る時間が不規則になってしまうと、 成長ホルモンの分泌が妨げられるということが研究の成果として実証されています。

寝不足になると、頭がボーっとすることはありませんか?
これは、頭に十分な血液が行き渡らなくなっている証拠です。血の流れというのは、言い換えると酸素や栄養の流れでもあります。
もし、頭に十分な酸素や栄養が届かなくなってしまうと、そこにある細胞はどんどん死滅していってしまいます。
寝不足で血の巡りが悪くなると、髪の色素を補修してくれるメラノサイトという細胞が減り白髪が増えていくというわけです。

 

白髪の原因③ ストレス

ストレスによって過剰に分泌された皮脂が酸化し、頭皮に過酸化脂質が増えると、メラニン色素をつくり出す「メラノサイト」の働きが抑制されます。
そのため、髪色の決め手となるメラニン色素をつくり出せなくなるので、白髪が発生するのです。

白髪対策

①食生活

白髪に効果のある食べ物

  • 海藻類
  • 魚介類
  • チーズ類
  • 果物
  • 魚介類
  • 大豆やナッツ類

白髪の原因はさまざまですが、食べ物に気を付けることで改善することが期待できます。
是非日々の食生活も意識してみて下さい。

②生活習慣

ストレスが原因の白髪は、ストレスがなくなるかストレスと感じなくなった約3ヶ月後(髪への影響を受けて頭皮の外に出てくるまでの期間は3ヶ月と言われている)に改善していきます。

ただ、ストレスや睡眠不足が頭皮だけではなく体にも悪いとは分かっていても、現代社会ではなかなかストレスフリーな生活は難しいです。
ですが、出来る範囲で良いので嫌なことを忘れて夢中になって楽しむ時間を作ってみたり、30分だけいつもより早く布団に入ってみるのも時には必要です。

 

 

瘢痕性脱毛症

瘢痕性脱毛症とは? 

何らかの原因で皮膚・頭皮にもたらされた傷痕が原因で発症する脱毛症。

激しい外傷や火傷、あるいは重度の皮膚疾患や難病の症状あるいはその治療方法が原因で、頭皮に傷痕が残ることがある。この過程で、頭皮の毛根が著しく傷つけられてしまうと、その部位の頭髪は失われることになる。
まずはその原因になった外傷や疾患の治療を優先する必要があるが、いったん毛母細胞が破壊されてしまうと、その部位に頭髪を取り戻すことは非常に難しい。

ダメージを受けた部位のみが脱毛の範囲となるのが原則だが、場合によっては感染症等がはじまるため範囲が拡大してしまう可能性がある。そのため二次感染の防止が必要となるケースがある。また外科手術で、瘢痕の範囲を最小限に抑えることも考えられる。

中毒性脱毛症

中毒性脱毛症とは? 

精神面や身体面での負荷(ストレス)が極端に激しいときに発症する脱毛症。

重病で体力が衰弱しているときや、その治療過程で、効き目と副作用が強くて負担が大きい薬の投与や難易度の高い手術が発生したときによく報告されている。
激しいダイエットの直後、または妊娠・出産の際に発症した例もある。

ストレスが最大の引き金だと考えられており、実際にストレスの原因がなくなると自然と回復に向かう性質がある。
そのため、本格的な発毛や育毛、植毛といった手段に頼る必要はないと考えてよい。

フケ

フケとは?
誰にでも出るフケ。その正体は古くなった細胞です。
頭皮の表皮では常に新しい細胞がつくられ、やがて、はがれ落ちます。
この古くなった細胞がフケなのです。
あまり知られていませんが、フケの原因のひとつである「フケ原因菌」は、皮脂を食べて生きるカビの一種で、誰の頭皮にも住んでいます。
増えすぎると、フケ・かゆみの原因になることがあります。洗い過ぎも大量のフケの原因になります。

フケを抑えるためには?
フケが大量に発生すると気になるのは当然のことです。自分で気になるどころか周りからの目も気になってしまうものです。そのため、フケを取りたい気持ちから一日に何度もシャンプーをしてしまいがちですが、フケが気になるからとシャンプーのし過ぎはNGです。洗い過ぎは、かえってフケの大量発生を招いてしまう可能性があります。フケで悩む人にとっては、できるだけ皮脂を取り除きたいと思うものですが、実は皮脂には雑菌の侵入を防いだり、地肌を保湿したりする役割があるのです。つまり、シャンプーをすればするほど、本来あるべき皮脂までもが除去され、そのせいで地肌は乾燥してしまい、その結果フケが発生しやすくなります。フケを抑えるためには、シャンプーで頭皮を清潔に保つことがとても大切ですが、もし今、一日に何度もシャンプーをしているなら、まずはシャンプーを控えましょう。適切な頻度は、一日一回です。

使うシャンプーを見直そう
フケの発生は、使用するシャンプーが原因になっていることも考えられます。とくに、しっかりとフケや皮脂を取り除きたいからと、洗浄力の強いシャンプーを使っているなら要注意です。過剰な刺激によって頭皮や髪にダメージを与え、フケの発生を加速させている可能性があるからです。フケの発生を抑えるなら、低刺激のシャンプーを選びましょう。
シャンプーは、洗浄成分によって「石鹸系」「高級アルコール系」「アミノ酸系」の3種類に分けられます。
石鹸系は、成分の安全性は高いものの洗浄力が非常に高いため、髪や頭皮にとって刺激になる場合があり、おすすめできません。また、高級アルコール系は、泡立ちが良く汚れを落としやすいものの、石鹸系以上の洗浄力があるため、やはりおすすめできません。現在、石鹸系や高級アルコール系のシャンプーを使っているならまずは使用をストップしてください。そして、髪や頭皮に刺激の少ないアミノ酸系シャンプーに変えましょう。アミノ酸系シャンプーの洗浄力は石鹸系や高級アルコール系に比べるとやや落ちるものの、毎日使用しても髪や頭皮の健康を損なわないメリットがあります。シャンプーはパッケージを見ただけでは洗浄成分の違いを判断することは難しいですが、ボトル裏の成分表を見えればすぐに判断できます。
成分表示名をチェックしておき、アミノ酸系に該当する成分を含むシャンプーを選んでください。

正しい頭皮ケアでフケを撃退!

フケ症は放っておくと、脱毛につながる場合もあります。正しい頭皮ケアのポイントを知って清潔な頭皮を手にいれましょう。

①少なくても1日おきにシャンプーを
洗髪の回数は皮脂の分泌量や季節などによって違ってきますが、
少なくとも1日おきの洗髪をおすすめします。

②生活習慣を見直そう
食事は規則正しくとる。
ビタミンB群を多く含む食物(豚肉、ほうれん草、牛乳、レバー、シイタケなど)をとるように心がける。
アルコールや脂肪分の多いものをとりすぎないようにする。
過労、ストレスをさけ、十分な睡眠をとる。

頭皮だって顔と同じ皮膚!
顔の保湿ケアと同じように、頭皮の乾燥もしっかりケアして、乾燥の季節を乗り切りましょう。

脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎とは??

高温・多湿の気候に加えて、紫外線の強い梅雨時から夏にかけては、肌のトラブルに気をつけたい時期です。外気に直接ふれる顔や頭皮は、とくに影響を受けやすく、炎症や湿疹が生じやすくなります。その1つが、脂漏性(しろうせい)皮膚炎です。
脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が多い場所(鼻の周辺や頭皮など)を中心に起こる皮膚炎です。皮脂には本来、皮膚や髪の毛を保護し、潤す働きがあります。ところが、皮脂の分泌量が多すぎると吹き出物ができたり(ニキビ)、皮脂にふくまれる脂肪酸が酸化すると臭いを発したり(加齢臭)と、ちょっと厄介な面もあります。
脂漏性皮膚炎の場合は、炎症を起こして地肌が赤くなり、かゆみをともないます。皮膚が荒れてかさつき、細かく剥がれ落ちる状態になることも少なくありません。頭皮に症状が起こると、フケがたくさん出るようにもなります。
炎症による赤らみ、かゆみ、皮膚のかさつきをくり返す場合は、脂漏性皮膚炎を疑ってみてもいいでしょう。
脂漏性皮膚炎の原因はカビの一種(真菌)です。そのためきちんと治療しないと、慢性化したり、再発したりしやすいので、早めに適切な対策をとることが大切です。

かゆみやフケを放置しない

脂漏性皮膚炎の原因として、、直接的な原因がカビ(真菌)です。
顔や頭皮にカビがいるというと、驚く方も多いでしょう。でも、このカビはマラセチアといって、だれの皮膚にもいる常在菌の1つです。

ふだんは無害ですが、皮脂や汗などの分泌物が増えると、それらの成分をエサにして急激に増殖すると考えられています。
症状が出やすいのは、鼻の周辺と頭皮ですが、人によっては首の周辺や胸、背中などにも炎症が広がることがあります。
頭皮の場合には、フケの量が増え、洗髪してもすぐにフケが出るといった症状もみられます。
辛いものなど刺激物を食べると、強いかゆみとフケが出ることもあります。

頭皮に関してはもう1つ、脂漏性皮膚炎と脱毛との関係も注目されています。とくに男性の場合、脂漏性皮膚炎と脱毛症状を併発するケースも少なくありません。
脂漏性皮膚炎をともなう脱毛だと、通常のフケ用シャンプーだけでは対処できないこともあるので、皮膚科などを受診して検査をしてもらいましょう。
女性の場合は、女性ホルモンの保護作用によって、男性ほど強い脱毛症状はみられませんが、毛が細くなったり、抜け毛が増えることはあるので、やはり注意は必要です。

自分でも注意すること

脂漏性皮膚炎の予防や改善のためには、自分でも日常生活のなかで気をつけるべきことがあります。次のような点には、とくに注意しましょう。

・脂っこい食事を減らす

脂っこい食事を続けてとると、皮脂の分泌量が増え、マラセチアの増殖を助長することになります。

・ビタミンBとCを多くとる

ビタミンB群(とくにB2、B6)とビタミンCは、皮膚の代謝を改善し、ダメージの回復を早める働きをします。

・洗顔に気をつける

刺激の少ない石鹸をよく泡立て、泡でそっとなでるように顔を洗いましょう。また、拭くときはタオルを軽く顔に押し当てるようにし、けっしてこすらないようにします。

・洗髪に気をつける

熱いお湯をいきなり頭にかけないこと。抗真菌剤入り、あるいは刺激の少ないシャンプーを使い、爪を立てないようにし、指の腹で頭皮をそっとなでるように洗います。シャンプーの洗い残しがないように、よく洗い流しましょう(ただし、頭皮をこすらない)。

・紫外線をさける

紫外線は、皮膚のダメージを促進します。紫外線の強い季節は、帽子や傘で日よけをしましょう。ただし、帽子は風通しがよく、むれにくいものを選ぶことが大切です。

・睡眠をしっかりとる

睡眠不足も、皮膚の抵抗力を低下させる要因です。夜更かしはやめましょう。

 

びまん性脱毛症

いくつかのタイプがある女性の薄毛の中で、多く見られる症例が「びまん性脱毛症」です。

びまん…一面に広がる
脱毛症…生えていた毛が生えなくなった状態

名前のとおり、頭髪全体が均等にすこしずつ薄くなっていくのが特徴です。
男性のようにはっきりしたオデコ・頭頂の“ハゲ”にはなりにくいですが、
じわじわと見た目が老けたような印象になります。女性には深刻な悩みです。
40代以上に多いといわれていますが、最近では20代30代など若い世代も病院へ相談にいらっしゃいます。

びまん性脱毛症になる理由

びまん性脱毛症だけでなく、脱毛症の大きな原因は「ヘアサイクル」の乱れにあります。

【成長期】…新しい毛が生え、太く成長していく時期
【退行期】…毛の成長が弱まっていく時期
【休止期】…毛の成長が止まり、抜ける時期

健康なヘアサイクル         乱れたヘアサイクル
●長くてかたい髪の毛が抜ける    ×短くてやわらかい髪の毛が抜ける
一日平均100本前後が抜ける     抜ける本数が目立って多い

なにかのきっかけでこの「ヘアサイクル」が乱れ【成長期】が短くなると、毛が育たず細くなったり、育ちきる前に抜けたりします。これが脱毛症(薄毛)です。

「びまん性脱毛症」につながるきっかけには、以下のようなものがあるといわれています。

女性ホルモンの減少

女性らしさをつくる女性ホルモンの一つ「エストロゲン」は、毛の成長にも大きく関わっています。加齢でエストロゲンが減ったり生活習慣からホルモンバランスが崩れたりすると、毛の【成長期】が短くなり脱毛しやすくなります。

強いストレス

ヒトの体は、強いストレスを感じ自律神経が乱れると血流が悪くなります。そうすると頭皮に栄養がいき届かず、毛がしっかり成長できなくなるのです。この自律神経の乱れは、ホルモンバランスにも影響します。また、ストレスがかかると、髪の発育にかかわる栄養素「亜鉛」がたくさん消費されると言われています。強いストレスは、髪に多方面からダメージを与えてしまうのです

偏った食事・ムリなダイエット

髪は、命にかかわる臓器などとくらべると後回しにされがちな部分。そのため栄養不足になりやすいとされています。偏った食事・ムリなダイエットをすると、毛がじゅうぶん成長できません。また栄養の偏りは、髪の発育をジャマするだけでなく体全体のホルモンバランスも崩してしまいます。

誤ったヘアケアによる頭皮環境の悪化

髪の洗い方によるトラブル
・数日に1度しか洗わない
・1日に何回も洗う
・メーカーの推奨を過度に超えた量のシャンプーを使う
・すすぎが雑(コンディショナー・リンスが頭皮に残る)

洗浄剤によるトラブル
・乾燥気味の頭皮であるにも関わらず、強い洗浄力のシャンプー
(石油系の高級アルコールシャンプーなど)を使い、頭皮の皮脂を落としすぎる
カラーリング・パーマによるトラブル
・頻繁にカラーリング、パーマをする
このように、びまん性脱毛症につながるきっかけは日常の中にたくさんあります。
誰にでも発症の可能性がある身近な脱毛症なのです。

びまん性脱毛症の改善

残念ながらびまん性脱毛症の改善には、「これをすれば治る」という万人に効く方法はありません。そのかわり、きちんと個人の症状に合った対策を行えば改善につながりやすい脱毛症です。共通して必要なのは「規則正しい生活」と、以下のステップになります。

(1)今の状態の確認
広い範囲で薄くなるびまん性脱毛症は、症状全体の把握が難しいこともあります。自分で思っている以上に進行していることがあるので、1度しっかりチェックしてみましょう。身近な人に前後・左右から写真を撮ってもらう、カウンセリングに行くなどの方法があります。

(2)原因と、それに合う治療法を見つける
前項であげたように、びまん性脱毛症になる原因は1つではありません。さらに、ホルモンバランスとストレスなど互いに関連し合っているものもあり複雑です。そこで、完治のための原因特定と治療には、病院の利用をおすすめしています。

FAGA(女性男性型脱毛症)

FAGAとは??

FAGAは、女性の髪全体が薄くなる症状のことです。

前髪や後頭部からハゲていく男性のAGAとは違い、FAGAは頭皮全体から間引いていくのが特徴。

分け目が広がってしまったり、トップのボリュームが徐々に減っていきます。

髪が減っていく原因は、ヘアサイクルの乱れに求めることができるでしょう。

ヘアサイクルが乱れると髪の毛の成長する期間が短くなってしまい、充分に成長しないまま退行期に移行してしまうのです。

ヘアサイクルとは??

ヘアサイクルとは、髪の毛が生えては抜ける周期のことで、毛周期(もうしゅうき)とも呼ばれます。

具体的には、以下の3つの期間を繰り返すサイクルを指します。

  • 成長期(約2~6年) 新たな髪の毛が生え、活発に育つ時期。
  • 退行期(約2週間) 少しずつ髪の成長が弱まり、髪の成長が止まる時期。
  • 休止期(約3~4ヶ月) 完全に髪の毛の成長が止まり、抜けるのを待っている時期。

髪の毛一本一本によってこのサイクルのタイミングが異なるため、髪の毛の量は一定に保たれているというわけです。

FAGAになる原因とは??

ここからは、FAGAを誘発する原因、つまりヘアサイクルの乱れを引き起こす原因について見ていきましょう。

  • 極端なダイエット・食生活の乱れ
  • 過度なストレス
  • パーマ・カラーによるダメージ
  • ホルモンバランスの乱れ

最近髪が薄くなったと感じた方は、自分に当てはまる項目がないか確認してみてくださいね。

では、改善するためにはどうすればよいのでしょうか。

 食生活を整える

まず第一に、極端なダイエットはNG! 髪の毛は私たちが食べものから摂取した栄養によって成長しています。

食事全体のバランスには気をつけた上で、髪の毛に良いとされる栄養素を意識して取り入れましょう。
特に、タンパク質・ビタミン類・ミネラルは髪の毛を作る三大栄養素と呼ばれています。
髪の毛は、ケラチンと呼ばれるタンパク質によって大部分が構成されています。

もしもタンパク質が不足してしまった場合、髪の毛の主成分であるケラチンが不足してしまうので、髪の毛が細くなってしまったり抜けてしまうことがあるのです。
ビタミンも、髪の毛の成長になくてはならない栄養素です。中でも、ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンEが髪の毛の成長をサポートしてくれる代表的なビタミンとして挙げられます。

また、ミネラルは髪の毛の成長に大きく寄与している栄養素です。ミネラルの中でも亜鉛は特に重要。 亜鉛は摂取したタンパク質をケラチンにする過程の中で大きな役割を担っているのです。

このように、栄養素によって髪の毛の生成においての役割が異なるからこそ、バランスの良い食事を心がけるのが大事なのです。

ストレスを発散

 
過度なストレス・ホルモンバランスの乱れは、ストレスを発散することによって解消を目指しましょう

具体的には、以下の点を実践することをおすすめします。

  • 毎日の睡眠時間を確保
  • 定期的に運動をする

日頃なかなか寝れていないという方は、毎日の睡眠時間を確保する工夫をしましょう。
ちょっとしたことを意識するだけでも、睡眠時間を増やすことはできます。

例えば、睡眠前にスマホを触るのをやめる食事が終わったらテレビを消して寝る支度をするなど。
睡眠時間が少なくなってしまっているちょっとした原因を潰していくだけでも、睡眠時間は大きく変わってくるはずです。
また、定期的に運動するのが難しい…と感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、まずはできることから始めてみましょう。

パーマ・カラーの頻度を抑える

頻繁にパーマ・カラーを行っている人は、頻度を抑えましょう
例えばカラーを行う際はリタッチだけにするなど、そういった心遣いだけでも頭皮の環境は変わってくるはずですよ。
また、パーマやカラーを行う際は美容師さんに相談してみるのもおすすめです。
あなたの髪・頭皮の状態を見てもらって、行えるかどうかの判断を委ねてみるといいでしょう。

 

FAGAに悩まされている方がいらっしゃるようであれば、早めに対策をとるようにしてください

FAGAは進行性の脱毛症なので、手を打たなければどんどん進行してしまいます。

その一方で、適切な対策をとれば薄毛の進行を食い止められる可能性も高いのです。

ぜひ治療への第一歩を踏み出してくださいね。